清水東高校サッカー部OB(2006年卒)の内田篤人選手が現役を引退

2020年8月20日、我が清水東高校サッカー部OBで元日本代表のDF内田篤人選手(2006年卒)の現役引退が、所属チームであるJ1鹿島アントラーズから発表されました。

内田篤人選手は静岡県の田方郡函南町出身。
2014年に清水東高校に入学し、本校サッカー部へ入部。
自宅から1時間半ほどかけて毎日通学し、文武両道に努めていました。
(歴代の部員の中でも、トップを争う遠い所から通っていたと考えられます。)

本校在校中に、世代別の日本代表に選ばれるなど将来を嘱望される選手に成長し、2006年にはJ1鹿島アントラーズに入団。プロサッカー選手としての歩みを始めました。

内田選手がプロになり、本校関係者が最も驚いたことは、ルーキーイヤーのJ1開幕戦に右サイドバックで先発したことでしょう。
開幕戦を観戦し、内田選手のプレイ1つ1つに固唾を飲み、まるで家族のように上手くプレイできるように祈っていた関係者は多かったと思います。
しかし、私たちの想いとは裏腹に、堂々とした内田選手のプレイが印象的な試合で、一気に清水東の内田から、プロサッカーの内田選手へ飛躍を遂げた瞬間でした。

その試合以降の内田選手のサッカー選手としての飛躍は以下の通りで、皆が知る日本サッカー界のレジェンドの一人です。
2004年:清水東高校入学
2006年:清水東高校卒業。J1鹿島アントラーズに加入
2008年:北京五輪代表に選出
2008年1月:国際親善試合チリ戦で19歳305日の若さでA代表デビュー
2010年:ブンデスリーガ(ドイツ1部)シャルケ04へ完全移籍
2010~11年:欧州チャンピオンズリーグでは4強入り
2010年:南アフリカW杯日本代表に選出
2014年:ブラジルW杯日本代表に選出

選手生活14年半の間で、J1で147試合、ブンデスリーガ(ドイツ1部)で104試合、日本代表で74試合に出場。
日本サッカー界きっての偉大な功績です。

32歳と若くしての引退には、驚きと寂しさを隠し切れませんが、世界のトップレベルで14年間走り続け、日本を代表する選手、海外でプレイする日本人選手、そして清水東高校サッカー部OBの選手として、私たち清水東高校サッカー部の関係者に、サッカーというスポーツの楽しさや素晴らしさを教えてくれました。
また、世界に挑戦する姿から、夢を持つことの大切さや数多くの希望と感動も与えてくれました。

所属チームと代表とで多忙な内田選手も、1月2日に開催される初蹴りに頻繁に参加(海外チーム所属時でも)してくれ、母校で同級生や恩師との交流を誰よりも楽しみ、清水東サッカー部OBの内田選手であると印象付けてくれました。
今後も時間が合えば、母校に顔を出し、NEXT内田を目指している後輩に熱い指導をいただければと願うばかりです。

内田篤人選手。夢と感動をありがとうございました。
本当にお疲れさまでした。


(平成30年1月2日 清水東高校サッカー部初蹴り ※前列左端22番が内田選手)

(初蹴りで同級生と ※前列左端が内田選手)